「ナビィの恋」をみて癒されてから、沖縄が舞台になってるものは気になります。
キビ刈り隊に応募してきた若者達は何かしら傷付き、変わりたくてもがいている若者たち。彼等を癒していくのは沖縄という土地だけではないのだけど、でも沖縄だからだということもあるのかも。
仲間達と一緒に最後までやりとげる一体感や達成感。
そして何より「なんくるないさ〜」と何が起きても、動じずいつも優しく見守るおじいとおばあ。
沖縄が舞台の話は、ほんとどれもおじいとおばあの存在が欠かせない。
物事に対する見方が全然違うんだよね。
私達が普段、生活や仕事でトラブルが起これば大騒ぎになり責任問題があがったりと、ぴりぴりとしてくる。
「なんくるないさ〜」おじいとおばあは決してトラブルで周りを追い込んだりしないんだよね。
それをなんとかなるさ〜、大丈夫さ〜と鷹揚にかまえてる。
そういう姿って、東京にいると新鮮だし、そういう風に生きられるのがすごく素敵に感じるし、ある意味カルチャーショックかも。
「だめになったら、最初からやり直せばいいさ〜」
タイトルの深呼吸については主人公のお父さんが娘にいう言葉
「深呼吸してごらん。─楽しくなるから」
失敗や、うまくやることとかといった事を考えがちだけど、もっと自分が楽しむことが必要なのかも。そうすればその結果におびえることもないんだよね。
─そして、みんな「あたしはあたしでいいんだ・・・」と自分を認めてあげることができて、元の生活に戻っていく
これは映画も観たいです。
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「深呼吸の必要」
監督:篠原哲雄 出演:香里奈、谷原章介、成宮寛貴。長澤まさみ、大森南朋
映画のタイトルは詩集長田弘の「深呼吸の必要」からとられていて、この詩集から物語が始まったらしいです。
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長谷川康夫「深呼吸の必要」映画ノベライズ版
長田弘「深呼吸の必要」