もういろいろ雑誌をかいまくってしまったけど、気になる記事がありました。
「中田英寿」
という一人の選手に対して違う見方をする記事。。
【記事1】
(オーストラリ戦後…)
──試合後にサポーターへ挨拶をする選手の中に、中田英の姿がなかった。(中略)
’96アトランタ五輪における、ナイジェリア戦の終了後を思い起こさせる場面だった。
中田英をつなぎ止めていた糸が、この敗戦によって切れてしまったのではないか。
ワールドカップで勝つという思いだけが支えていた彼の気持ちが、ついにチームから離れてしまったのではないか。
もし、そうだとしたら、日本は勝ち点3以上のものを失ってしまったことになる。──
大げさかかもしれないけど、悲しくなってしまった。
あまりにも大人で、プロフェッショナルすぎるために、正直まだ子供っぽい他の日本の選手とは代表への考え方のずれがあることはわかりすぎるぐらい私達からもわかる。
仲良し集団ではない、勝つために集められた集団。
いつもそういい続けてきた。
増島さんの著書でも、「ジーコが監督でなかったら代表を辞退していた。。」といった話もある。。
彼は残りの試合を投げる事はしないだろう。。でも代表チームというものへの思いはもしかして、失ってしまったかもしれない。。。
【記事2】
─中田は、リーダーになるために、ひとつ大きなことを忘れていた。
アメリカ海軍の幹部用の教科書「リーダーシップ」には、こう書かれている。
「リーダーとなる者には自分の時間や利益を犠牲にしてでも、達成しようとする意志が必要である」
(中略)中田は自分の基準を相手に押し付ける傾向がある。仲間の気持ちになって考え、我慢して行動する懐の深さがない。思いやりがないから、仲間を守ろうという気持ちもない。
(要約)加地が汚いバックチャージを受けうずくまった時に、日本に真のリーダーがいたら真っ先に相手に詰めより、猛烈に抗議しただろう。。と。
元ブラジル代表のドゥンガだったら?! ジダンだって、ベッカムだって、仲間がやられれば自分のことのように激怒していただろう。。と。
そうかもしれない。。。
リバプールでのジェラード君の姿を思い出した。。
反則行為に両チームもめ始めた時、冷静に近寄っていたジェラード君でしたが、相手の選手がリバの選手をどついたのをみて、いきなりテンションあがって、もう抗議!(というよりもケンカを売りにいったかんじだったけど。。笑)
たしかに、カッカするのは良い事じゃないけど、それがキャプテンなら尚更。
でも時には、仲間に対する汚いチャージに熱く怒る姿は、その姿はチームメイトにとっても、サポーターにとっても頼もしい姿にうつる。。それはたしかです。。。
でもそれは中田君に限らず、今の日本代表にそういった闘争心のある選手がいないんだと思う。
その役割まで中田君に求めるのですか??
それはあまりにも何もかも求め過ぎます。。
中田君は中田君のやり方で、態度で示していけばいいんだと思うよ。
だって、わかる人にはわかるもん。。中田君がどんなにチームとして、日本代表として勝利を望んでいるかって。。
そのために、ポジションの事だって不満一つ言わず、ただ今できることをもくもくと精一杯やろうとしてるって。
他の選手がもっと大人になればいいだけなんだと思うけどな。。。