寺島しのぶが絶賛された「ヴァイブレータ」ですが、大森南朋がめちゃかっこいい!
今までメインというより脇のいい人な役が多い大森さんですが、この映画ではいろいろと裏の世界まで経験したトラック運転手の役。
どこにでもいそうなぼーっとしたルックスでちょっとワイルドな感じがはまってていい。
やさしい男の役。やさしいっていうのは、そのままの状況を受け止めてくれるやさしさ。
かっとんでる大人の女のようでいて、どっか不安定な怜を受け止めてくれているところがいい。
そのやさしさは感情というよりも、本能のやさしさだという台詞があるけど、
この台詞はちょっときたね。
男の人ってそういうとこあるもんね。心でやさしくしたいと意識するより、なんの気なしに自分より弱いものや女性にやさしく接するもんね。
でもそんななんの気なしのやさしさにやられちゃったりするんだよね、女は。
そんな、そばにいそうでいない、なんかかっこいい役、大森南朋がはまっててよかった。